光が目を刺したような気がした。
 封筒の中に入っていたのは錠前だった。金色っぽい、手のひらに乗るくらいの。
「なんで、こんなものが」
 そんなはずはない、と僕は思う。
 僕が『金色のロックシードキャンペーン』の応募ハガキを投函したのは今朝だった。今はまだ午後四時にもなっていない。こんなものが僕に届くはずはないのだ。封筒に住所は書かれていないし、切手すら貼られていない。

 鈍く光る真鍮の錠前は、僕の知っている変身アイテムとは随分と違う。四桁の数字のダイヤルがあり、そのロックはおりている。
「九九九九……」
 僕は錠前のダイヤルを適当に回してみる。
 かちり。音をたててロックが開く。

 突然視界が真っ白になる。強い光に、僕は思わず目を閉じる。
 そうして次に目を開いた時、玄関扉は真二つに裂けていた。